スペイン語ゼロからたった4ヶ月で現地就労した大学生の学習法-文法編

皆さんこんにちは、スパニッシモでインターンシップをしております安藤聡希です。

前回の記事「スペイン語ゼロからたった4ヶ月で現地就労した大学生の学習法」で書かせてもらったように、
私は、スペイン語がほぼゼロの状態から4か月の学習を経て、
実際に現地の人達とスペイン語でコミュニケーションをとりながら仕事をしています。

インターンの中でスペイン語を使う業務の例を挙げますと、


]・スパニッシモの講師たちを交えたスペイン語での会議への出席[
]・サービス改善のために、授業の状況や生徒の様子について、講師たちのヒヤリング[
]・新しい講師がスパニッシモでレッスンを始めるまでの研修の一端
[

などの業務をスペイン語を使っています。

本連載では、私が2016年9月~12月までの4ヶ月間、ペルーで行ったスペイン語の学習方法についてご紹介しています。

本連載記事はこちら


2回目の今回は、誰もが通る「文法」の学習について。

私は、語学学校でスペイン語の学習を始めてからグアテマラに来るまで、毎日文法の学習を続けていました。
語学学校での授業が毎日6時間(会話2時間、文法2時間、プライベートレッスン2時間)と、それに合わせて自己学習を1日2~4時間。

このリズムで4ヶ月間学習を続けたので、最低でも840時間は学習に費やしたことになります。
その中で少なくとも320時間以上は文法学習に充てました。


この記事では、学習の中で気が付いた私なりの文法学習の「心構え」と
私が実際に行った文法の学習方法をご紹介します。

この記事を参考に文法学習を実践して頂けると嬉しいです!

 

■文法学習の「戦略」は、完璧さを求めず
学習目標達成のための「最低限」を決めること!

私がペルーでスペイン語学習をしていた際に、文法を学習するうえで大切だと感じたことは

「完璧な文法を習得しよう!」と思わないことです。

それよりも、

「自分が何のためにスペイン語学習をしていて、どのレベルまで上達したいのか?」を明確にすることが大切です。
そしてその目標を達成するために必要な「最低限」を決めて学習し、
あとはとにかく学んだことを実際に使ってみる練習をしました。

私の場合は、
4ヶ月間の学習で「スパニッシモでのインターン業務を、問題なく遂行するためのスペイン語力を身に付けること」を目標としました。

もう少し具体的に言うと「グアテマラ人のスパニッシモの講師たちとスペイン語で
コミュニケーションをとりながら、自分の考えや要望、意見をはっきりと伝えられるようになること」です。

そのため、文法学習で常に意識していたことは、
「短期間でいかにコミュニケーション力を上げることができるか」です。

それを実現するために文法学習の中でも特に重要なポイントを洗い出し、
そこに狙いを絞って学習することが、私の学習スタイルでした。
結果的に効果的に学習を進められたと思います。

文法学習を始めたばかりの頃は、
「完璧なスペイン語文法を習得してやる!そのために、新しい文法事項を教わったら、その都度完璧にしてから次の学習に進もう!」
と考え、ひたすら文法の本を読みこんでいました。

しかし、例えば動詞であれば、
通常、24種類の時制、160個近い活用の変化が存在します。
それら全てを覚えようとするととてつもなく時間がかかりそうですよね?

動詞Estar(~である。)の活用で言うと…。

現在形、点過去形、線過去形、過去未来形、未来形だけで30種類の活用があります。(画像はSpanishdictより引用)

これならまだ覚えられそう!と思いますよね?

次に「接続法」という文法事項の現在形、過去形2種類、未来形で24種類の活用

まだ何とか覚えられそうですか?

次に、現在進行形、線過去進行形、点過去進行形、過去未来進行形、未来進行形で42種類の活用

…まだまだあります。笑

もう一度言いますが、Estar動詞だけでも、24種類の時制、160個近い活用の変化があります。
全部の活用を完ぺきに覚えるなんて、
「スペイン語のプロフェッショナルになりたい!」
という方でない限りムリですよね…?

そこで私は、無理して全ての時制、活用を覚えるのではなく、
実際の会話の中で多く使われる、過去形(点過去、線過去)、現在完了、未来形の
4種類の時制と24個の活用の変化に絞った「大枠」の学習に集中しました。

それだけでもきちんと活用を覚えていれば、十分に意思を伝えることができます。

私はこの学習法で、語学学校で設定されていた6段階のレベル分けの中でも、
5番目にあたる上級まで進むことができました、

とはいえ、大枠に絞って学習を進め、当然すべてのレベルを完ぺきに理解しているわけではありません。
私の中での理解度はだいたい以下のような感じです。


スペイン語文法の学習で苦労されている方は、完璧な文法のを習得しようと肩ひじを張り過ぎていませんか?

もし、私のようにスペイン語でコミュニケーションをとることを
目標とされているのであれば、

覚えるべき「最低限」は、
①過去形(点過去、線過去)
②現在完了形
③未来形
の3つの時制とその動詞の活用24個だけです!

ここまで、文法学習の「戦略」についてご紹介しました。
次に、私が実際に行った文法の学習方法についてご紹介します!

 

■「日記」と「文法ノート」を使ってアウトプット!毎日できる文法学習!

私は、文法学習では、
とにかく学んだことを使ってみる「アウトプット」に重点を置きました。

学んだことをすぐにアウトプットすることで、文法書にかじりついて
「本の内容を頭の中にコピーするかの如く読みまくる」という当初の学習方法よりも、
学習内容の定着度が飛躍的に上がったと思います。

このアウトプットには「日記」「文法ノート」「語学学校の宿題」の3点、その中でも特に「日記」と「文法ノート」を使います。

新しく学んだことを会話の中で使ってみるより、文章に書き起こすようにしていました。

「なぜ文章中心のアウトプットなのか」というと、
会話よりも文章で書くほうが、毎回じっくりと考えることができ、
適宜文法の確認をすることもできるからです。

また、私の場合は時間的な制約もあったので、受験勉強のように、
大量の参考書や問題集に手を出すよりもシンプルな学習方法に絞りたいという思いもありました。

そこで登場するのが、先述の「日記」です。毎日の出来事を綴りながら、学習したことをアウトプットしていきます。

実際に日記を書く際に気を付けていたことは、
・仕事をするには、自分の意志や考えをきちんと伝えられるようになる必要があったため、
「その日何をしたのか」だけでなく「どんなことを感じたのか」という感情面を書く
・忘れないうちに、その日新しく学習した文法事項を使ってみる
・わからない表現や知らない単語は調べてもよいので書いてみる
・とにかく毎日書く
の4点です。

感情面を文章にすることを意識し、とにかく新しい文法を毎日使うことを習慣づけていました。

書いた日記は1週間に1回のペースでペルー人の友人にまとめてチェックしてもらい、
間違った文法については直してもらい、その都度理解し、正しく使えるようになるまでアウトプットを続けます。

しかし、毎日習慣的に学習することはなかなか大変ですよね。
私もめんどくさがりなので、日記を書かなければいけない状況に自分を追い込みました。

インターン先の代表に週1回、日記を提出しチェックしてもらい、
提出しなければ問い詰められる、という体制を作りました。笑

そうすることで、どんなに疲れていようと、どんなに時間がなかろうと
「やばい、やらないと詰められる!」と自分を追い詰め、なんとか継続することができました。


結果的には、「日記を書く」というこの方法は、文法学習にはとても良かったと思います。

(私はGoogle Docsにスマホで書いていましたが、手書きでもよいと思います)

写真は9月下旬頃、日記を書き始めた頃。
スペイン語学習を始めて1か月も経たない頃なので、「~した。~だった。」など、
簡単な表現で短い文章を書くことしかできませんでした。

学習を積み重ねていくうちに「もし~だったなら」というもしもの話や
「~をする予定だ。」という未来の話など、様々な表現を使うことができるようになりました。

毎回チェックを頼んでいた友人からも「正しく使える表現の幅も増え、思っていることや
やりたいことがしっかりと書けるようになっててきた。」と言われ、文法が定着していることを実感しました。

2か月が経過して…。

(11月末から12月にかけて、日記を書き始めてから2か月程経ったころ、
使える文法の幅も増え、伝えたいことが書けるようになりました)

そしてこの「日記」を書くための便利アイテムとして「文法ノート」を作り、活用していました。

「文法ノート」とは私が自作した
「どのスペイン語の文法教材よりも詳しく、一目で要点を確認できるような教材」です。

新しく学習した文法事項について解説しているサイトをインターネットで探し、
自分なりに咀嚼して要点だけが書き込まれています。


「左手にこのノートを持ち文法事項を確認しつつ、右手にスマホを持って日記書く!」
というイメージです。

「あれ?こういう場合の時制はなんだっけ?」という場合には、必ずこのノートで確認し、
文章を書きながら文法事項を覚えるようにしていました。

文法ノートを作る以前は、文法書や語学学校のテキストを見ながら毎日宿題をこなしていましたが、

学習が進むにつれて「毎回本を読みのは面倒だから、一目で重要なポイントがわかって、
今使っている文法書やテキストより詳しい解説が載っているものが欲しい」と感じるようになったのが、
この「文法ノート」を作ったキッカケです。


日記を書く際はほぼ必ずこのノートを使っていたので、綺麗さを重視するというより、
すぐ確認できるよう、このようにシンプルにメモ程度で書いていました。
(見やすくきれいにノートをとるのが苦手なわけではありません!笑)

 

■文法学習のまとめ

文法学習についてまとめますと、
①自分の学習目標を明確にし、達成するために必要最低限のポイントを見極めて学習する
②「日記」と「文法ノート」を使い、とにかく学んだことをアウトプットしまくる
この2点がポイントです。

ペルーでスペイン語学習をしていた4ヶ月間、この学習方法を毎日継続したことで、
目標達成のために必要な文法事項を習得できたと思います。

「スペイン語の文法学習をしたい! けどどうしたらいいのかわからない!」という方。
今回ご紹介した「心構え」を念頭に置いて、気張りすぎずにスペイン語文法を
学習してみて下さい!

次回の記事は、単語の学習方法についてです。
私が実際に使用した単語帳とその使用方法、そしてどのくらいの単語を覚えればどんなことができるようになるのかについてお話します。

単語を覚えるのが苦手、嫌いという方もいらっしゃるかもしれません(私がそうでした)。
そうした方のために、スペイン語でコミュニケーションをとるために最低限必要な単語数や学習方法を紹介するので、
ご参考にして頂けると嬉しいです。
それではまた会いましょう!¡Hasta pronto!


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