グアテマラ、フエゴ火山噴火後の支援レポート

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被害規模170万人以上。グアテマラのフエゴ火山噴火後の状況は?

2018年6月3日、私たちの住むグアテマラにある活火山、フエゴ火山が爆発しました。

かつてない規模の噴火によって、直接・間接的な被害者の推計が171万以上にのぼっており、甚大な傷跡を残しています。記事執筆時点でのCONRED(グアテマラ国家災害対策調整委員会)のウェブサイト上での発表は以下となっています。(画像はスペイン語のまま記載しています。)

スパニッシモは現在、ALBERGUES (避難所)にいる3636名の被災者のうち、18歳までの子供達を対象にした直接的な教育関係の物資の支援を行っています。Escuintla 県とSacatepéquez県の2県に避難所があり、そのうち民間人が直接支援を持っていけるSacatepéquez県の子供達に向けて支援を行っております。

2018年6月29日現在での避難所にいる人々のデータは以下となっています。

発生後1週間目:おにぎりではなく、1300個のタマゴサンド作り!

災害発生直後は飲み物や食べ物、毛布などの生活に必要な物資の支援を優先しました。

初動として、グアテマラで活動している日系企業ボーダーレス・グアテマラさんと一緒に1300個のタマゴサンド作りを手伝いました。

タマゴサンドをとにかく作る部隊!その数1300個!

タマゴひたすら焼く代表の有村

パンを切り続けるスパニッシモ吉澤

パンをひたすら箱に詰めていきます。

これらは無事に完成し、その翌日には被災地に向けて直接ボーダレス・グアテマラのメンバーによって届けられました。素晴らしいチーム力!

みなさま、お疲れ様でした。ボーダレスグアテマラの方が届けに行ってくれました。

発生後3週間目:モノで雑然とした避難所。水1000袋持参でわかったこと。

2週間目には現地でのボランティア活動を行い、その翌週には水を届けにいきました。

水は、消防署が効率的に現場に運べるとのことだったのでそちらに持参しました。

スパニッシモと消防局の方との写真

水を1000袋届けました!

それらを預けた後に、やはり届けれられる先が見たくなり避難所に向かいました。

避難所には、グアテマラ国内はもとより各国から支援物資が大量に届いていることが確認できましたが、

同時に、

①物資が無秩序に積み上げられており整理が追いついていないこと、

②ボランティアの人手が不足していること、

③到着している物資に大きな偏りがあることなどがわかりました。

物資の整理がされていない避難所の倉庫-1

物資の整理がされていない避難所の倉庫-2

私たちが持参した水もそのひとつで、

倉庫の脇に雑然と積まれた水-1

倉庫の脇に雑然と積まれた水-2

支援物資の中で特に多く、また継続して届いていることもわかりました。

そのことから、スパニッシモとして別の物的支援ができないかと避難所を訪ね、現地のリーダーに話を伺う中で、水、食糧、衣服、医薬品などの生活必需品はほぼ揃っていることがわかりました。

しかし、5週目頃から避難所で子どもたちへの授業の実施を予定しているが、そのための直接的な教育関係の物資が全くないことがわかりました。また、今後避難所へ届く物資の支援リストの中にも入っていないことがわかりました。

こちらは共有してもらった避難所における被災者の内訳です。

避難所にいる被災者内訳

ここに記載のある、niños 、niñas、adolescentes masculino 、adolescentes femeninoの項目が

18歳までの子供の数となっており、合計すると326名です。

人数が把握できている避難所における、18歳までの子供達に向けた教育関係の物資を届けることに支援内容を変更し、ノートやペンなどの授業で使用できる物資を支援することと決めました。

発生後4週間目:学習用品の支援として、330人の子供達にノート・鉛筆・ペンを寄付。

翌週には、スパニッシモとして

・330冊のノート

・165本のペン

・165本の鉛筆

を購入し、寄付をしにいきました。

スパニッシモの先生たちから避難所での授業のために寄付されたノートを受け取る被災者の親

スパニッシモ吉澤と先生から避難所での授業のために寄付されたノートやペンを受け取る被災者の親

スパニッシモ有村と先生から避難所での授業のために寄付されたノートやペンを受け取る被災者の親

避難所では、被災者の親御さんたちも率先して動いており、

来週から始まる避難所での学業再開に向けて、教育関連の物資の整理を担当されていました。

今回の寄付をする際に、親御さんの一人から

「助かるよ!ありがとう!ほんと、子どもたちは突然のことでびくびくしてるし、避難所ですることがなくて退屈してる子どももいる。もらったノートやペンは必要だと思ってたけど、自分からそれを欲しい、と言えなかった。」

と話してくれ、ようやく必要な人に必要なものを少し届けられたことに、手伝いにきてくれたスパニッシモのボランティアで活動してくれてる先生たちも、安堵の表情でした。

被災者の親御さん代表に330冊のノート、165本のペン、165本の鉛筆を寄付しました。

スパニッシモとしての支援活動の今後について

噴火自体は収まっていますが、復興に向けてはこれからが大事になってきます。

今回の避難所以外にも、まだまだ多くの子どもたちに、学業に必要な物資が足りないことがわかっているため、他の避難所にも規模を拡大して継続して物的支援を行く予定です。

この活動を継続させていく上で、義援金口座の開設も急いでいます。

日本でも、地震や噴火で多くの被害がでており、援助を必要とされている方が大勢いる中ではありますが、グアテマラの現地にいる者として、可能な限り被災者支援を行って参ります。

活動については今後もブログで発信していく予定です。