グアテマラ、フエゴ火山噴火後の支援レポート Vol.2

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お世話になっております。

スパニッシモの吉澤です。

 

グアテマラの活火山、フエゴ火山が噴火(2018年6月3日)してから、1ヶ月が経ちました。

スパニッシモでは、継続して避難所へ赴き、必要な物資の確認と寄付を行なっております。

本記事では、噴火発生からのグアテマラの現在の状況および5週間目の避難所の状況をレポートいたします。

グアテマラのフエゴ火山噴火後の現在の状況は?

前回レポートでも記載いたしました、CONRED(グアテマラ国家災害対策調整委員会)のウェブサイト上での発表を掲載いたします。

前回レポート(6月29日)のデータと比較すると、執筆時点の7月5日で避難所(Albergues)での避難人数(Personas Abergadas)は49人の減少しておりますが、未だ3,587人々が避難所での生活を続けております。

また行方不明者(Personas Desaparecidas)の人数は197人から332人と上昇しております。

行方不明者の数は増え続けており、まだまだ被災者のご家族たちの不安が残る状態です。

 

2018年7月5日現在での避難所にいる人々のデータは以下です。

 

また私たちが訪れたアロテナンゴの避難所は活火山の近くに位置しております。

写真で見えている右側の山がアカテナンゴ火山であり、左側が1ヶ月前に噴火したフエゴ火山です。

直線距離でいうと約10kmほどのところに位置しております。

避難所の建物とそびえ立つ活火山

 

発生後5週間目:避難所の子どもたちの教育のために!継続しての学習用具の寄付を行いました。

先週に引き続き、スパニッシモとして、サカテペケス県アロテナンゴの避難所へ避難をしている子どもたちと先生のために学習用具の寄付をしました。

・57冊のノート

・24本のボールペン

・23本の鉛筆

 

現在アロテナンゴの避難所では18歳以下の子どもが363名の子どもたちと24名の学校の先生がおります。

今回の寄付で、前回渡すことができなかった差分として、子どもたちと先生たちへの寄付をしました。

継続して学習用具を寄付しました!

子どもへ直接ノートを渡す代表の有村。

スパニッシモの先生と避難所にいる先生

 

今週より、避難所の子どもたちへの授業も始まり、早速寄付をしたノートやペンを使用しているとのことです。

 

避難所の教育関連のコーディネーターから、

「避難所では、生活に必要なものは多く届いています。しかしながら、教育に関する学習用具などは支援物資として届いておりません。どのような状況でも教育は必要です!そのため、この度このように支援して頂けたことを大変嬉しく思います。」

と話してくれました。

また「ぜひ、次回の訪問では授業を見ていってください!」と話してくれました。

避難所の教育に関するコーディネーターに話を伺っております。

 

私どもは、実際の授業がどのように行われているのか、またそのほかに学習で足りていないものはないか、そして被災者の方々の気持ちを知ることが大事であると考えております。

そのため来週授業見学を行い、授業を行う先生や親御さんたちからもお話を伺い彼らの気持ちを知り、みなさまへもお伝えしたいと思います。

エスクイントラ県で必要な学習用具の数はどのくらい?

この度寄付を行ったアロテナンゴの避難所は、グアテマラで被災されている方々の一部です。

アロテナンゴの避難所で生活している人数は760名(前回記事より7名が増えております。)であり、そのうち363名が18歳以下の子どもです。

アロテナンゴでの被災している子ども割合は47.7%です。

 

より被害の大きいエスクイントラ県での被災者の合計は2,827名であり、多くの人が避難所で生活をしております。

18歳以下の子どもの割合がアロテナンゴと同じ程度であると仮定した場合、約1,348名の子どもたちへの学習用具が必要となります。

 

スパニッシモでは、継続して被害や被災者の多いエスクイントラ県の避難所へ、子どもたちの教育のための学習用具を届けるため、次回正確な人数を把握するために、関係者から話を伺ってきます。

今、アロテナンゴの避難所で足りていない物資は何か?

避難所へは数多くの支援物資が届いております。

しかし、前回ご紹介した通り、支援物資の多くは倉庫に運ばれ、整理も難しい状況です。

 

 

一見、十分な支援物資が届いているように見えます。

しかしながら、物資は足りていない状況が続いております。

 

今現在CONRED(グアテマラ国家災害対策調整委員会)で発表されている支援物資として必要なものはこちらです。

倉庫で整理を担当している方々にお話を伺った際、必要最低限の食糧や水は多く届いていると聞きました。

しかしながら、上記のリストに記載されているものは届いてはいるが、絶対数が足りていないとのことでした。

 

こちらが実際に倉庫の整理を担当している方から受け取った、現在足りていない物資のリスト(スペイン語のまま載せております)です。

こちらからわかる通り、牛乳やシリアル、子ども・大人用の下着類、清掃用具など、足りていない物資は明確です。

倉庫の整理担当から足りてないものをリスト化してもらいました。

 

また避難所で生活している方々へ1日に受け取っているものについてお話を伺いました。

すると、食べ物や水を受け取っており、生活をすることはできるが、

シャワーを浴びるためのシャンプーや石鹸を受け取ることができておりませんでした。

避難所での生活の話を伺いました。

そのため彼らが現在もっとも欲しているものは、シャンプーや石鹸、制汗剤や臭い消しなどでした。

 

避難所内での生活では、学校の教室などを使用しており、一つの教室に3〜4世帯の家族が生活しております。

しきりで区切られてはいるものの、プライベートな空間はございません。

避難所内では写真を取れないため、こちらイメージ図です。 イメージのように避難所内にしきりなどはありません。 出典:http://blog.hitachi-net.jp/archives/51626790.html

 

またシャンプーや石鹸がないため、避難所内で生活するにあたり、体の汚れを落とすことや臭いを落とすことができず、生活する教室内に臭いが充満してしまっております。

プライベートな空間がなく、臭いなども落とすことができず、精神的に疲労が溜まっているようでした。

 

実際に生活している方の話を伺ったことで、寄付する者と生活する者の間での必要な物資への認識に相違があることを実感しております。

初動では様々な支援物資は必要ですが、避難所での生活が長引いている場合、水や食糧も必要ではあるが、多くの生活用品が必要になります。

 

また災害から1ヶ月が経過すると、避難所での生活は続いておりますが、支援物資の数も少なくなってきています。

物的支援では、現地のニーズや被災者の方々の生活をよく知り、寄り添っていくこと、そして何よりも継続していくことが大事なのではないかと思いました。

 

このことから、スパニッシモとして、現在避難所でのシャンプーなどの必要数などを確認しております。

そして今後、頂いた義援金の中から物的支援を行っていくと決めました。

スパニッシモとしての今後の支援活動について

上記に記載しております通り、継続した支援および他の避難所への規模の拡大をしていく予定です。

未だ、義援金口座の開設ができておりませんが、開設ができましたら、本ブログ内でもご報告します。

活動については今後もブログで発信していく予定です。

 

支援や避難所での現状などにつきまして、疑問やご質問等ありましたら、ぜひコメント欄へ記載してください!