DELE試験B2レベルに合格された山下様の試験対策方法(後編)

(最終更新日 2023/08/03)

今回は、DELE B2レベルに合格された山下藍様の試験対策や学習方法について、前編後編に分けてご紹介します。

後編である本記事では、DELE対策における面接/会話対策や筆記の学習方法についてです。記事の最後にはDELE対策をされる皆さまへ山下藍様よりメッセージがございます。

ぜひ、ご覧ください。

会話や筆記は事前準備をした上で臨むスパニッシモのレッスンが効果的!準備→授業→復習のサイクルを回せ!

Q. 面接/会話はどのように学習されましたか?

実は、会話は試験でも満点だったんです!私はスパニッシモの授業でも、普段から文法よりも会話ばっかりしているんです。先生からも文法を勉強しなさすぎて呆れられることもあるのですが。。。
ただ、そのおかげもあってか、会話試験は結構簡単でした。
DELEは試験なので、試験のルールがありますよね。例えば2分間話す、3分間でこれとこれについて話せというような問題です。この対策をスパニッシモのHelen先生とやっていました。

DELEの教材はPDFにして先生に送り、事前に今日はこのページのこの箇所をやると伝えておくんです。
DELEの試験では20分間の準備時間が与えられるので、授業前に準備した上で先生との授業に臨んでいました。授業が始まったら「はい、スタート!」というような感じで、DELEの問題集で出題されているテーマに沿って、話し出して進めるんです。
1ラウンド終わった後、先生から全体的な感想や話すスピード、ここは接続法を使うのが良い等のアドバイスをもらっていました。
そして、フィードバックをもらった上で、もう1回というような形で、修正した内容を話すことで、内容を良くしていくことができました。
1日2時間の授業を、平日5日間受講してレッスンを消化していましたので、結構スパニッシモを活用していました。
Helen先生との授業後にも、一人でスペイン語を呟くなどもやっていました。タイムトライアルは一人でも何度もやりました。

Q. 会話では事前の準備と先生との徹底した練習が大事なんですね!筆記はどのように学習されましたか?

筆記に関しても、基本的に問題集に沿って進めていきました。
筆記はかなり難しくて、時間内に書き終わらないことが常だったので、毎日学習していました。
筆記試験は、80分で2問あり、その中で下書きと清書をする必要があります。なので、実質1問25分くらいで下書きを行い、残りの15分で清書を行うというのが理想的なのですが、なかなか時間内に書くことができなかったんです。

筆記に関しては、Flor先生との授業の中で行っていました。スパニッシモの授業の中では、学習したての頃は25分間内で終わらなかった文章でも、添削してもらいました。
授業の中では、一つ一つの文章を添削してもらうので、かなりの時間がかかりました。

「その設問で求められていることはこういうことだから、ここはいらない」というようなフィードバックをもらったり、150単語と指定されていても、私はいつも200単語以上書いてしまうので、どこを削れば求められていることを残しながら論理的な文章になるのかもFlor先生に指摘してもらいながら、かなり緻密に研究しました。先生にはすでに教材の内容は送っていたので、どのテーマをやるのかを伝えた上で、ワードファイルで書いた文章を送って、添削をしてもらっていました。

1回のレッスンで、事前に書いた文章の1テーマと+もう1テーマの半分くらいまで添削までできれば良かった方なので、かなりの時間を費やしました。

Q. そうだったんですね。4技能の対策で一番学習時間を使った技能は何でしたか?

筆記パートだと思います。タイムトライアルを自分で何度もやったのですが、なかなか時間内に終わらせることができずにいました。結局そのまま試験の日をむかえてしまいました。

Q. DELE対策として特に効果的だったことは何でしたか?

スパニッシモの先生との授業の中でで、わからないことを全部解決するということですね。授業前にわからないことをためておいて、先生との授業で、全部の疑問をぶつけて解消していくことを毎日続けました。
今日の先生との授業は何をするのかを、結構考えていましたね。
事前にわかないことをためて、授業に望んで疑問点を解消して、さらに自己学習をして理解を深めるというようなサイクルを自分の中で作っていました。
ただ、その日の授業が終わっても次の日にはまた授業がある(=新たな課題をそれまでに見つけておく必要がある)ので、回していくことはなかなかきつかったです。でも効果的でした。

自己学習の合間に教材の筆記問題もやらなきゃいけないので、4技能のバランスを取りながた、授業の学習計画を立てて進めていましたね。
例えば、明日はFlor先生だから、今日は筆記を必ずやる!などです。
ものすごくしっかりした「学習計画」を立てたわけではないのですが、いつものスパニッシモの授業では会話や雑談だけで終わってしまっていたので、DELEをやっているときはDELEに集中する、「真面目に勉強する」ということを意識していました。

Q. 授業の中で、講師へリクエストしていたことはありますか?

これはDELE以外でも常に先生にお願いしていることですが、会話でもなんでも、間違ったらすぐ指摘してほしいと先生に言っています。Flor先生もHelen先生も指摘してくれますし、そこから理解が深まることが多いです。
指摘してもらわないと、何が合ってて何が間違ってるかがわからず、語学力も向上しないからです。
おそらくスペイン語の基礎を学習していたときに指摘されてもわからなかったこともあったと思うのですが、現在学んでいる接続法過去形まで進むと、色んな言い回しをすでに学んでいるので、ちょっとしたニュアンスや、このときはこの構文を使うよ、など指摘してもらうとすぐに理解できますし、先生と文法について分析することもあります

Q. DELE対策での学習時間はどれくらいでしたか?

対策をしていた期間は1ヶ月半です。土日はだいたい1日10時間程度、DELE試験前にゴールデンウィークを挟んだので、そのときもだいたい1日10時間程度学習しましたね。平日は毎日4〜5時間くらいです。なのでかなりストレスも溜まっていて、先生にも「これ以上勉強するな、リラックスしなさい」と言われてしまうくらいでした。
対策した時間は単純に計算してみても、約300時間かそれ以上です。こう考えると結構やってましたね。
その中でスパニッシモのレッスンを受けた授業数は約60回です。
DELE直前はかなり詰めて予約を入れていたので、毎日6時から8時の2時間と、22時から24時までの2時間をスパニッシモで受けていました。

自分の得意な学習パターンを理解して学習+「会話」の対策がDELE合格に繋がる!

Q. これからDELEを受験される方になにかアドバイスがあればお願いします。

先生とよく話していて聞くのが、会話をすることが難しいという人が多いということです。これは日本人の特性なのかもしれません。ただDELEは総合点なので、会話で点数が取れたら、もう一つは少々できが悪くてもなんとかなるという部分もありますよね。これは全ての言語に通じて言えると思うのですが、会話は言語を学ぶ上での基本だと思います。なので、DELE対策だけにこだわるのではなく、普段のレッスンでも会話の時間をとることを心がけることがいいと思います。

あとは、DELE対策だけをとっても、集中型と長期継続型など、人により学習方法のタイプも異なると思います。私の場合は集中型なので、集中型の人は、スパニッシモをどう活用するのかを考えてから授業に望むことができると効果的だと思います。
自分でできることは自分でやって、できないところは先生に頼ることがいいです。
これは本当に効果的なので、ぜひ試してみてください!

(インタビュー日:2018年8月29日)

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